ヒプノセラピストの風湖です。




 「愚か者が先延ばしにすることを、賢者はただちに取りかかる。」

 これは、スペイン黄金世紀の哲学者、バルタザール・グラシアンの言葉です。




 成功者のほとんどの人は、知識を大量にインプットして、それを研究、検証してからアウトプットすると思われていますが、実は実際は、インプットはさほどしていないのだそうです。

 重要なのはインプットよりもアウトプット。

 アイディアが浮かんだら、すぐに行動に移す人が多いのです。




 その理由のひとつは、自分の経験や勉強から得た知識は、その人の歪んだ認知である場合が多いから。

 つまり、その人の思い込みである可能性が高いと知っているからです。

 頭であれこれ考えると、一歩が遅れ、行動に移す前にそのタイミングを逃してしまいます。




 私の師匠は、「何かを知ったときや頼まれたとき、すぐに実行する人は伸びるが、逆に先送りにしてしまう人は伸びない」と、私に教えてくれました。

 何かの情報やヒントを得たら、素早く行動することは、どの分野の人でも成長の糧になることは間違いないのです。

 頭で考えるより、閃いたことはまず実行するようにしていきましょう。