ヒプノセラピストの風湖です。
「誰がなんと言おうが、『ありがたい、幸福だ』と思っていたら、不幸はありえない。
だから幸福は、心が生み出す極めて主観的なものなんだ。」
これは、日本初のヨーガ行者、中村天風さんの言葉です。
他人に愛情や感謝の言葉を伝えると、自分の固定観念のブロックが外れ、脳が喜びでいっぱいの状態になります。
しかし、愛情表現が苦手でシャイな人が多い日本では、少し恥ずかしいと思うかもしれません。
心を開いて「ありがとう」と口にすると、自由な発想に切り替わり、オープンハートの状態を維持することができるのです。
人の脳は、不安や怒りなど、ネガティブな感情にいったん縛られてしまうと、その働きがパタッと止まってしまいます。
なぜなら、脳には危険だ、苦しいと感じたことを忘れないようにする働きがあるからです。
すると、脳へ新しい情報を伝達するシナプスの働きが鈍り、良い発想が生まれにくくなってしまうのです。
脳のブロックを解放する最良の方法は、「ありがとう」「愛しています」と相手に素直な気持ちを伝えることです。
感謝の言葉が、脳細胞と脳細胞、さらには新しく作られた脳細胞のシナプスを活発につないでいくエネルギーになるのです。
つながりがどんどん広がることで、新しいアイディアが生まれ、自分の素直な心に従って行動ができるようになるのです。