ヒプノセラピストの風湖です。




 「愛する、それは互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見ることである」

 これは、フランスの小説家、サン・テグジュペリの言葉です。




 サン・テグジュペリは、「星の王子さま」の作者です。

 恋愛期間はお互いだけを見つめていた2人でも、結婚すれば「家族」という関係に変わりますから、相手だけを見ているのではなく、もっと広い視野でたくさんのものを見なければならなくなります。

 どうやら人は、結婚をすると、生活が変わるのと同時に、性格まで変化していくようです。




 それまではおっとりとしていて、なんとなく頼りがいのない性格の人でも、結婚をして子供を持つようになると、性格が一変します。

 子供を育てて、守っていかなければなりませんから、いつまでもおっとりだけではいられないのです。

 そして、子供が育っていくと、親としての自信がついていき、頼もしい人に変わるのです。




 それは、頑張って変わろうと努力するのではなく、自然に変わっていくから不思議です。

 女性も、独身のときは若さゆえの可愛らしさだけだったのが、やがてとても凛とした自信に満ちた美しさに変わるので、その変わり方は周囲の人が驚くほどです。

 結婚とは、人が変わる大きなきっかけのひとつなのかもしれませんね。