ヒプノセラピストの風湖です。




 「競争の激しい場所で2位になるよりも、競争の激しくない場所で1位になるほうがいい。」

 これは、共和政ローマ末期の政治家、ガイウス・ユリウス・カエサルの言葉です。




 私は若い頃、世界的に名の通った一流企業に勤務していました。

 当時から就職倍率は凄まじかったため、当然、社内には優秀な人が溢れかえっているわけで、そういう人達と競争して出世していくのは、精神的にも肉体的にも本当に大変なことだなと実感しました。




 周囲が優秀な社員ばかりですから、どうしても自分自身と比較してしまいますし、当時は仕事以外でもイベントや研修など、休日でも当然のように会社に行っていましたから、ゆっくり休むこともあまりできませんでした。

 会社の雰囲気は針のむしろのような状態で、メンタルも疲れてしまい、間違っても仕事が楽しいとは言えませんでした。





 個人差はありますが、人間関係が難しいと感じる人は、大きな規模の会社より、小さい会社で個人を大切にしてくれる会社に就職するほうが、望ましいのではないかと思います。

 「敵がいない」というのは、本当にありがたいことです。

 「井の中の蛙、大海を知らず」ということわざがありますが、井の中の蛙でも、自分が幸せならそれが一番良いと私は思います。