心理カウンセラーの風湖です。




 「同じことをしていても、一方から非難され、もう一方から褒められる。

 いちいち気にしていては、この世は渡れませんよ。」

 これは、江戸時代後期の僧侶、良寛さんの言葉です。




 誰の目も気にせず、自分に自信を持って行動するためには、その裏付けとなる根拠が必要です。

 根拠がないと、自信を持ちたくてもあやふやな自信しか持てませんから、やりたいことがあってもなかなか勇気が出ないため、一歩が踏み出せません。




 では、自信がある人の根拠とは、どんなことなのでしょうか。

 それは、過去に苦しい思いをしたとき、それを乗り越えたという経験です。

 「自分はちゃんと乗り越えることができた」という自覚は、それだけで自信に繋がるのです。




 今から苦しい思いをするのは避けたいものですが、過去に辛かった経験は誰にでもあるものです。

 それを乗り越えた自分は素晴らしいと感じてください。

 そしてさらに、何かにチャレンジして、たとえその結果がよくなかったとしても、目標に向かって頑張ったその経験は、宝物なのです。

 そしてそれは、最高レベルの自信に繋がるのです。