心理カウンセラーの風湖です。
「愚か者が一番後回しにすることを、賢者は直ちに実行する。
どちらもやることは同じ。違うのはタイミングだけだ。」
これは、スペインの哲学者で神学者の、バルタサル・グラシアンの言葉です。
勉強でも仕事でもプライベートでも、やりたいことと、やりたくないことは誰にでもあるものです。
そんなとき、多くの人はやりたいことや得意なことを先にやり、やりたくないことや苦手なことは後回しにしてしまいます。
しかし、生き方が楽になる方法は逆です。
後でも先でもどっちみちやらなくてはならないのであれば、やりたくないほうを先にやり、自分がやりたいことは後で楽しんでやる方が我慢強さや意思力を鍛えられますし、セルフコントロール能力を高めることができます。
楽しみは後にとっておいて、やりたくて仕方がなくても自分を律すること。
それはとても大切なことです。
我慢できればできるほど、達成感を味わうことができ、人は自分に自信をつけることが出来るのです。