心理カウンセラーの風湖です。




 「香水は、目に見えない、忘れられないお洒落なアクセサリーです。

 そして、あなたが来たことを伝え、あなたが離れてもその場に残っているのです。」

 これは、フランスのファッションデザイナー、ココ・シャネルさんの言葉です。




 私の父親は若い頃、大変なベビースモーカーでした。

 ですから、父のそばにいるといつもタバコの「ハイライト」の匂いがしました。

 リビングのテーブルの上の灰皿はいつもタバコの吸い殻でいっぱいでしたし、タバコの匂いがすると、見ていなくてもそこに父親がいることを感じさせました。




 今でもタバコの匂いを嗅ぐと、笑っている父の姿が自然に頭に浮かびます。

 現在は、タバコの匂いはあまり良い印象とは言えませんが、人の香りというのは、その人がそこに居なくても存在を感じさせてくれるものなのです。

 ですから、たとえ男性であってもぜひ意識して自分なりの香りを身にまとってみてください。




 できれば、香水や石鹸などの良い印象の香りを選ぶ方がいいですね。

 もちろん、ほんの少し香るくらいでかまいません。

 むしろ、あまり強い香りをぷんぷんさせるよりも、ほのかに良い香りが漂うくらいのほうが好印象を与えます。

 良い香りを漂わせていると、周囲の人たちとも良い関係になりますから、自分の気持ちもウキウキと嬉しくなって上がっていくのです。