心理カウンセラーの風湖です。




 「時間が経てば、女性がどんな服を着ていたか忘れてしまうが、香水の香りはいつも記憶に残る。」

 これは、フランスのファッションデザイナー、クリスチャン・ディオール氏の言葉です。




 誰にでも、思い出の香り、匂いというものはあるものです。

 この匂いを嗅ぐと、昔の出来事を思い出すとか、懐かしい人が頭に浮かぶという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。




 懐かしい香りは、私達の心をポジティブに修正する効果があるようです。

 「母親の香水の香り」

 「頑張っていた部活の練習をしていた、体育館の匂い」

 「昔付き合っていた人のシャンプーの香り」

 など、懐かしい思い出は人によってさまざまです。




 子供の頃、海の近くに住んでいた人は、風に乗って潮の香りがなんとなく漂ってきたりすると、自分が育った土地のことを思い出してノスタルジックな気分になり、なんとなくホッとします。

 この香りを嗅ぐと気分がリセットされるような香りがあるのなら、元気を出したい時などにはそういう香りを嗅ぎに出かけるといいですね。