心理カウンセラーの風湖です。




 「まず、自己を知れとでも申しますか、自分というものを知らなければいけない。

 われわれ日本人は、日本を知らなくてはいけない。

 日本人を知らなくてはならないと、そんな感じがするのです。」

 これは、松下幸之助さんの著書、「かえりみて明日を思う」の中の一節です。




 あなたは、自分自身のことをどのくらい知っていますか?

 「自分のことをくらい、自分が1番よく知っている。」

 そう思うかもしれませんね。

 しかし、本当にそうでしょうか。




 ミシガン州立大学の心理学チームは、「自分をよく知らないから、自尊心が低いのだ」と指摘しています。

 つまり、自分に自信がない人は、自分のことをなにもわかっていないからなのです。

 ですから、まずは自分が何者なのかをよく知らなくてはいけません。




 では、自分をよく知るためにはどうすればよいのでしょう?

 実は人は、他人と自分との関係を知れば、自分を知ることができるのです。

 自分の周りにいる人は、どういう人なのか。

 他人に対するあなたの振る舞いや態度を、客観的に眺めてみましょう。

 それらは、あなた自身を写す鏡でもあるのです。