心理カウンセラーの風湖です。




 「体が心を変え、心が行動を変え、行動が結果を変えることができるのです。

 ボディーランゲージが人を創るのです。」

 これは、アメリカの社会心理学者、エイミー・カディーさんの言葉です。




 人の心は、自分が普段とっている姿勢にも大きな影響を受けます。

 背中を丸めてうつむいていると、なんとなく自信がなくなって心配なことがどんどん頭に浮かんできますし、反対に、顔を上げて胸を張ると、頭から不安は消えて、どんどん勇気が湧き上がってきます。




 自分に自信がない人は、誰かがうつむいた姿勢をしているだけで、その人が悩んでいるように見えます。

 たとえば、オーギュスト・ロダンの世界的に有名な作品、「考える人」は、実は、地獄に落ちた人達を裁判官が上から見ている様子を表現しているのだそうですが、どう見てもなにかを考えているように見えてしまいます。




 背筋を伸ばして威張ったようなポーズのことを「パワーポーズ」と言います。

 パワーポーズをとっていると、自然とテストステロン値も上昇するそうです。

 テストステロンというのは、男性ホルモンのことで、やる気や活力を高めるホルモンです。

 パワーポーズをとるだけで、心にも大きな変化があるはずですから、ちょこちょこ意識してやってみてくださいね。