心理カウンセラーの風湖です。




 「みんなは起こりもしないことを想像して悩んでいる。

 そんなもの、起こってから悩めばいい。」

 これは、バレーボールの元日本代表、高橋みゆきさんの言葉です。




 ユダヤ人の中で語られている言葉の中に、「明日のことは心配するな、今日どんな災難が降りかかるかわからないのだから」ということわざがあります。

 たとえばあなたがなにか不安に思うことがあっても、その不安の90%以上は実際には起きないということは、研究データでも明らかなのです。




 自分に自信のある人は、不安や恐怖に怯えることはあまりしません。

 「なにがあっても、それは仕方がないこと」と、どっしりと構えています。

 常に楽天的に考え、未来のことは心配せずに受け流す強いメンタルを持っているのです。




 人の脳は、考えていることに簡単に騙されてしまいます。

 ネガティブなイメージをするだけで、擬似体験したことになってしまい、それが事実ではないのにもかかわらず記憶として残ってしまいます。

 ですから、悩みや心配事が湧き上がってきたらメモに書いたりして心をしずめましょう。

 きっとそれらは、実際には起こらないことだったと後で確認することができますよ。