心理カウンセラーの風湖です。




 「他人も、女性も、詩や音楽や本や絵画も、本物の幻想を人に与える力においては、酒に代わることはできないものだ。」

 これは、フランスの小説家、マルグリット・デュラスの言葉です。




 昔から、お酒好きの人はとても明るい人が多かったという記憶があります。

 飲み過ぎたりして人に迷惑をかけてはいけませんが、たまに仲間が集まってお酒をたしなむことは心にとっても良いことです。

 特に自分に自信のない人は、仲間同士で労いの意味を込めて少しだけでもお酒を楽しむことをおすすめします。




 最初の1杯はなんとなく気がすすまなくても、2杯目3杯目になると誰でもタカが外れてくるので、「自分は頑張ってる!」「自分はなかなかいいヤツだ!」などと思えて、一時的でも楽しくて至福の時間に浸れることは素晴らしいことなのではないでしょうか。




 もちろん、お酒が嫌いな人や、落ち込んだり、悲しい気分の時にはあまりおすすめしませんが、人は酔うと、自己評価がぐんと上がることがわかっています。

 普段は自分に自信がない人でも、自分はとても魅力的で素晴らしい人だと気づき、そう思い込むことができるのです。

 そのうちに、お酒の力を借りなくても自分が好きになることもできるのかもしれませんね。