心理カウンセラーの風湖です。




 「不平不満、愚痴からは、なにも生まれてこない。

 心が傷つき、意欲が削がれるだけだよ。

 悩むことと、考えることとは違う。 

 悩むだけではなく、考えることだよ。」

 これは、日本ファイナンシャルアカデミー代表、泉正人さんの言葉です。




 人は、悩みを抱えているとき、無性に誰かに話を聞いてもらいたくなるものです。

 それは、悩みを聞いてもらえれば、心が少しでも軽くなると思うからなのでしょう。




 しかし、実はそれは錯覚です。

 自信のない人は、誰かに悩みを打ち明ける事により、かえってネガティブな感情が高まってしまうのです。

 他人に悩みを相談するということは、その悲しみや苦しみをもう一度自分で追体験し、余計に記憶に刷り込まれてしまうことになるのです。




 ですから、出来るだけ悩みは人に話すのをやめて、自分なりに考え、紙に書くなどしてアウトプットしましょう。

 そうすれば、そのうちに心が整理されますから、その時を待つのです。

 事実を客観的に自分なりに受け止め、その上で、これからはどうすればいいかを真っ直ぐに考えていきましょう。