心理カウンセラーの風湖です。
「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」
これは、フランスの劇作家、アルマン・サラクルーの言葉です。
つらい思い出は、できるだけ遠い過去に追いやってしまった方がいいと思います。
はるか昔に記憶を追いやってしまえば、それは曖昧な物語となり、あなたを傷つけることはなくなるからです。
はるか昔の物語ですから、「そんなことあったな」と、懐かしむこともできるようになります。
毎日を幸せだと感謝している人は、成功体験は「つい最近」とリアルに感じることができますし、失敗エピソードは「とても昔」と懐かしむことができる人なのだそうです。
つまり、基本的に毎日がハッピーな人は、自分にとって思い出したくない記憶は遠くのかなたに追いやるか、完全に忘れてしまうことができる人なのです。
人は、現在を生きる動物です。
過去も未来も思い悩む必要はないのです。
なぜなら、過去も未来も現在には関係なく、今に存在はしていないからです。
大事なのは、過去は過去として、「今」から追いやってしまう意志をもつことなのです。