心理カウンセラーの風湖です。
「ただ自分自身であることに満足し、比較したり競争することがないのであれば、全ての人が君を尊敬するだろう。」
これは、中国の哲学者、老子の言葉です。
人は、どうしても他の人と自分を比べてしまいます。
特に自分がうまくいっていないと思う時は、よけいに他人が羨ましく思えてしまい、落ち込んだり自分を否定したりしてしまいます。
しかし、前回も書いたように、どうせ比べるなら「昔の自分」と「今の自分」を比べたほうがいいと思います。
なぜなら、年齢を重ねて経験年数が増えたのに、昔の自分よりも今の自分は成長していないという人はまずいないからです。
人見知りの人は、他人と比べるから人見知りの自分が嫌になるのです。
身長や体重も、他人の目が気になるからコンプレックスを感じるのです。
それよりも、昔の自分と今の自分の違いを見つけるようにするだけで、成長した自分に満足し、これからの課題を見つけ、取り組む意欲が湧いてくるのです。