心理カウンセラーの風湖です。




 「誰かになろうと思っても無理なんです。」

 これは、お笑い芸人のゆりあんレトリーバーさんの言葉です。




 この言葉には、「あなたはあなたなのだから、自信をもって自分らしく」というメッセージが込められています。

 魅力的な人の画像などを見て、「私も足が細くなりたい」とか、「もっと痩せたい」と思っても、比較するだけみじめな気持ちになってしまいます。




 誰かの真似をしようとしても、少しは近づくことはできるかもしれませんが、その人自身になることは不可能です。

 つまり、比較は終わりがないのです。

 魅力的な人と比べれば比べるほど、自分に対するイメージが悪くなり、摂食障害やうつになりやすくなってしまいますから注意が必要です。




 しかし、自分を成長させるための比較ならば、魅力的な人をおおいに利用してもいいかもしれません。

 人がなぜ他人を羨ましく思うのかといえば、人生は選択の連続ですから、できるだけ良い方向へ行こうという気持ちがあるからです。

 人に流されるのではなく、自分らしく成長するための比較なら、それは賢い方法だと言えるのです。