心理カウンセラーの風湖です。




 「優れた記憶力は、弱い判断力と結びやすい。」

 これは、フランスの哲学者、ミシェル・ド・モンテーニュの言葉です。




 自分にとって嫌な記憶は、どんなに時間が経っても、思い出すたびに腹が立ったり悲しくなったりします。

 ネガティブな思い出をいつまでも覚えていることは、心理的にもとても苦しいことなのです。




 嫌なことをいつまでも覚えている人は、実は自分に自信がない人だとも言えます。

 わざわざ何度も何度も嫌なことばかり思い出しては、どんどん自分に自信を無くしていくことを繰り返しているのです。

 しかし私達の脳は、もともとはポジティブなことだけを残して、嫌なことは忘れるようにできているのです。




 明るい未来に向かって自信を持ちたいなら、まずは嫌なことを思い出すきっかけを無くすことから始めましょう。

 たとえば昔、学校の成績が悪かったなら、成績表を捨ててしまいましょう。

 若いときに太っていた人は、その頃の写真をすべて破ってしまいましょう。

 そうすれば、気持ちもスッキリして勇気を持って生きていくことができるのです。