心理カウンセラーの風湖です。




 「自分のダメな部分を認めることができると、自分を変化させることができます。

 1番怖いことは、自覚がないことです。」

 これは、心理学者の諸富祥彦さんの言葉です。




 「自己肯定感」という言葉をよく耳にします。

 「自己肯定感」とは、自己価値に関する感覚のことで、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。

 つまり、自己評価とかセルフイメージとほとんど同じような意味なんですね。




 そしてそれは、「自分の存在そのものを認める」感覚であり、「ありのままの自分を肯定的、好意的に受け止めることができる」という自己認識です。

 ようするに、「自己肯定感」とは、自分をどれだけ好きになれるか、という概念のことを指すのですね。




 しかし、自己肯定感は高ければ良いというものでもありません。

 社会的には低いくらいのほうが謙虚な人に思われて、他人からは好意的に評価されるようです。

 人からなにかを高く評価されたとき、心の中ではそれを認めても、「私なんてなにもしていないですから…。」と返したほうが、現実にはうまくいくことのほうが多いのかもしれませんね。