心理カウンセラーの風湖です。
「心が無の状態であれば、何が起こっても対応できる。
心が開かれ、全てを受け入れられるからだ。
未熟者の心の中には多くの雑念がある。
熟練者の心の中にはほとんど雑念がない。」
これは、NBAのヘッドコーチ、フィル・ジャクソンの言葉です。
ネガティブなことばかりが頭に浮かんでしまうとき、私達は「もう考えないようにしなければ」と、それらを忘れようと頑張ってしまいます。
しかし、そう思えば思うほど、また次から次へとネガティブなことばかり考えてしまうものです。
そんなときは、少しだけ席を立ち、窓の外の風景をじーっと見つめてみてください。
空に浮かぶ雲や、夜なら月や星空、街並みや人々の様子など、数分間ずっと見続けていると、ネガティブな思考が頭に浮かびにくくなります。
瞑想などをする人は、「呼吸に集中すると、呼吸以外のことは考えられなくなる」といいます。
人の脳はひとつのことにしか集中することができないので、嫌な思考が浮かんできたら、なにか1つの対象をじーっと凝視してみることをおすすめします。