心理カウンセラーの風湖です。
「セトモノとセトモノとぶつかりっこするとすぐこわれちゃう。
どっちかが柔らかければだいじょうぶ。
柔らかいこころをもちましょう。」
これは、詩人で書家の相田みつをさんの言葉です。
誰かと意見が食い違ったとき、自分の考え方を相手に理解してもらおうと頑張って、自分の主張ばかりする人がいます。
しかし、それはあまり意味がありません。
なぜなら、もともと私達は自分の価値観や信念を簡単に変えようとしないからです。
そして、それが普通なのです。
ですから、「あ、言い合いになりそうだな」と感じたら、すぐに相手の意見を受け入れ、相手に譲りましょう。
必死に言い合って、その論議に勝ったところでその人の生き方を変えることができませんし、かえって自分のほうが疲れてしまいます。
対立しても大いにけっこう。
正反対の意見も大いにけっこう。
それも一つの自然の流れなのです。
ですから、どうにか相手の意見を変えようとするよりも、相手の意見をいかに受け入れて調和するかのほうを考えていきましょう。