心理カウンセラーの風湖です。
「負けるが勝ち」
ということわざがあります。
これは、「一時は相手に勝ちを譲り、あえて争わないのが結局は勝利をもたらす」という意味の言葉です。
たとえば、社内で営業成績のトップを決めるコンテストなどがあったとします。
この場合、張り切って1番の成績を挙げようとつい頑張ってしまいますが、それはあまり良い結果には結びつきません。
どんな場合でも、他人と競争するのは基本的には避けるのが鉄則です。
誰かと張り合っても、疲れるだけなのです。
そういうときには、のんびり3位くらいを狙うくらいの気持ちのほうが、成績も上がりやすいですし、仕事が長く続けられる秘訣です。
トップになるためには、必死に努力し続けなければなりませんし、しかも1番になると周りの人からも妬まれます。
そうなると、仲間から足を引っ張られたり、嫌がらせを受けたりして、孤立してしまうということも現実にはよくあるので、狙い所は3、4、5位あたりで充分だと捉えましょう。
どんな場合でも、他人と競う、争う、比べるという行為は、結果的に良くない方向にむかうことのほうが多いのです。