心理カウンセラーの風湖です。




 「人に好かれようと思うな。

  嫌われなければいい。」

 これは、なぞなぞ作家のながれおとやさんの言葉です。




 たとえば芸能人が、それまで「好感度タレント」などとチヤホヤされていたのに、不倫をしていたとか、テレビ番組やSNSでおかしな発言をしたということがきっかけで、いっぺんに嫌われ、仕事が無くなってしまうことはよくあります。




 人は、その人を「どれだけ好きだったのか」ということは関係なく、それまでいくら善良な人だと思っていたとしても、ちょっと悪いことをしたと判断すれば、その人への評価はすぐに落ちます。

 つまり、悪のほうが善よりもずっと強い影響を受けるのですね。

 したがって、「好かれる努力」をするよりは、「嫌われない努力」をする方が大切だと言えるのです。




 他人にいつまでも「好かれ続ける」ということはとても難しいことです。

 しかし、いつまでも「嫌われない」ことは、日々の心がけでけっこうなんとかなります。

 清潔感に気を使い、悪口を言わないようにして、挨拶をきちんとするだけでも、十分人間関係は良好に保っていけるのです。