心理カウンセラーの風湖です。




 「もし私が、ある問題を解決するのに1時間を与えられ、しかもそれが解けるか解けないかで人生が変わるような大問題だとしたら…。

 そのうち55分は、自分が正しい問いに答えようとしているかどうかを確認することに使うだろう。」

 これは、物理学者アインシュタインの言葉です。




 なにをするにもすぐには決められず、決断を先送りにしてあれこれと悩む人がいます。

 しかし私達人間の心理として、いろいろと考えれば考えるほど、打算的で貧欲になってしまうことがわかっています。

 ですから、誰かのためになることや、なにかを頼まれたときには、考えるより先に行動してしまいましょう。




 人は、頭で時間をかけて考えると、「やっぱり面談くさい」とか、「なんだか失敗しそう」といった、利己的で打算的な思考パターンに陥ってしまいがちです。

 それならばもう、あまり考えずに、「よし、やろう!」と、サッと行動してしまったほうが、良い結果になりやすいのです。




 もちろん、絶対に無理なことは無理だとキッパリ断ることは大切なことです。

 ですが、なにか人から頼まれたときは「わかりました、いいですよ。」とか、今までやったことがないことでも、なんとなくできそうなら「私がやります!」と、とにかく引き受けてしまいましょう。

 すぐに行動に移すことで、後から得が戻ってくることはとても多いのです。