心理カウンセラーの風湖です。




 「物事はいかようにも解釈できる。

 良い物事、悪い物事がはじめからあるわけではない。

 いかようであろうとも、解釈するのは結局は自分なのだ。」

 これは、ドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェの言葉です。




 人生にはいろんなことが起こります。

 上手くいったこともありますし、時には上手くいかずに後悔することもありますが、実際に起きてしまったことについては、やり直そうとしてもうどうしようもありません。

 過去を変えることは出来ないのです。




 しかし、起こったことの解釈については、どんな風にでも変えることが出来ます。

 たとえば、過去にイジメにあったことのある人が、「とても辛く悲しかった」と捉えるか、「辛かったが、精神的に強くなった」と捉えるかで、ストレスの感じ方を変えることも出来ますし、トラウマを忘れることもできるのです。




 人は、いろいろなことに悩みます。

 そんなとき、現実をネガティブな一面だけに捉えるのではなく、解釈の仕方を変えることによって、未来への心の状態はいくらでも変えることが出来るのだということを覚えておいてください。

 それは、あなたが幸せな人生を送るために必要なひとつの秘訣なのです。