心理カウンセラーの風湖です。




 「困らなきゃダメです。

 人間というのは困ることだ。

 絶対絶命のときに出る力が本当の力なんだ。

 人間はやろうと思えば、大抵のことは出来るんだから。」

 これは、本田宗一郎さんの言葉です。




 人間は、誰でも見栄っ張りで強がりなところがあり、ある程度大人になると、本当はとても困っているのに、全く困っていませんよ、という顔をすることがよくあります。

 「助けて欲しい」とか、「わかって欲しい」と、素直に言えないからなのかもしれません。




 しかし、本当に困っているのならば、それを恥だと思わずに困った顔を見せたほうがいいのです。

 どうしても解決できない悲しみや不安は、1人では乗り越えられない場合もあるからです。

 そうすれば、あなたの周りの人は、「どうしたの?」「出来ることがあったら言ってね。」と、助け船を出してくれます。




 人は、相手が悲しそうな顔をしていたり悩んでいたりすると、なんとか助けてあげたいと思うものです。

 ですから、困った時には「助けて欲しい」と言いましょう。

 そうすれば、必ず誰かがあなたに気を配ってくれますから、困難を解決することができるのです。