心理カウンセラーの風湖です。
「私は小さい頃貧しかったので、最初は腹一杯食べるのが夢でした。
丁稚奉公に行ってからは、貯金して早く店を持ちたいと思いました。
商売を始めても、大きな会社など望みませんでした。
一段上の夢を着実にこなしていっただけです。」
これは、松下幸之助さんの言葉です。
アメリカ人の教育者で、札幌農学校を開校したクラーク博士は、「少年よ、大志を抱け」と言いました。
しかし、最初からとてつもなく大きな夢を抱くことはやめておいた方がいいと私は思います。
なぜなら、実際はそれを叶えるのはとても難しく、絶望感を味わう結果になってしまうからです。
もちろん、大きな夢を持ってまっすぐに頑張っている人もいますから、それはとても素敵なことだと思います。
だからといって、「若者はみんな大きな目標や夢を持つべきだ」という考え方は、間違っていると私は思います。
「私は、やりたいことが見つからない」
「叶えたい夢などない」
と悩んでいる人も多いと思います。
ですが、気にすることはありません。
今よりも少しだけ良くなればそれでいいと思って生きていれば、やがてやりたいことは見つかるものなのです。