心理カウンセラーの風湖です。




 「好かれるための努力で嫌われる人は多い。

 そんな努力は無駄である。

 そんな努力はしないほうがうまくいくのである。」

 これは、心理学者、加藤諦三さんの言葉です。




 「どうしてあの人は私の気持ちをわかってくれないんだろう?」

 「なぜメールの返信が遅いんだろう。嫌われてしまったのかな。」

 そんな風に思ったことはありませんか?

 じつを言うと、現代の日本人は思いやりや共感性を持っている人が減少している、という研究データがあるそうです。




 かつての日本人は、自分のことよりも相手のことを気遣ったり、相手の立場に理解を示したりすることを当たり前のように考えて行動してきました。

 しかし、現代の世の中は、人間関係を重んじる風潮が減少し、実際はワガママで傍若無人な振る舞いをする人が年々増えてきているようなのです。




 ですから、相手の言動に振り回されて自分の行動を改めたり、他人に好かれようしてあれこれと努力しても、その通りにならずにストレスになってしまいます。

 それなら、はじめから誰かに好かれようとしないほうが気持ちが楽です。

 現代人はワガママな人達ばかりなのだと気持ちを切り替えて、笑顔で今を過ごしていきましょう。