心理カウンセラーの風湖です。
「自分に幻滅したときの治療法は?」
「チョコレートクリームをもらって、友達に肩をポンと叩いてもらうことだよ。」
これは、スヌーピーの漫画「ピーナッツ」に出てくるキャラクター、ライナスとチャーリー・ブラウンの会話です。
「心の病気」というものは、カウンセラーやセラピストに相談しなければ治せないわけではありません。
もちろん、相当に症状が重いときにはすぐにカウンセラーの元に来ていただきたいとは思いますが、軽い落ち込みくらいなら自分でも治すことができます。
ただし、自分自身の心の問題を治したいときには、いきなり無理して高いハードルを設定してもうまくはいきません。
まずは、「今週はできるだけ外を500歩以上歩いてみよう」とか、「買い物をしたときお店の人に挨拶してみよう」といった少しの課題から始めることをお勧めします。
ダイエットや禁煙などの目標も、「半年から1年くらいかけてもいい」と、のんびり取り組むくらいのほうが上手くいく場合が多いです。
いきなり難しいことをやろうとすると、そこには我慢や根性といったネガティブな感情が必要になりますから、大抵途中で辞めてしまいます。
簡単にできることからゆっくりはじめてみることにしましょう。