心理カウンセラーの風湖です。
「礼儀正しさを学ぶのは、ダンスを学ぶのと同じである。
ダンスを知らない人は、ダンスの規則を覚えて、それに合わせて体を動かすのが難しいと思っている。
しかし、まず固くならず、なめらかに、したがって恐れずに踊れるようにならなければならない。」
これは、フランスの哲学者、エミール=オーギュスト・シャルティエの言葉です。
「人間関係は濃厚で深いな付き合い方が大事なのだ」と考えて、「自分はうわべだけの付き合い方しかできない」と悩んでいる人は多いと思います。
もちろん、それが得意な人もいるとは思いますが、現実問題として濃厚な人間関係を構築できない人のほうが多いのではないでしょうか。
しかし人は、チョッピリ人と挨拶したり、おしゃべりしたりするだけでも、お互いの幸福感が高まりますし、親身さが増すものなのです。
ですからまずは、とにかく知っている人に出会ったら、「こんにちは〜」と笑顔で挨拶してみましょう。
それだけで通り過ぎても構いません。
長く話す必要も、世間話をしてもしなくてもいいのです。
「人間関係は、うわべだけで十分」
と割り切ると、心が楽になりますよね。
ですから、親しく付き合う友人や知人がいないからといって、嘆く必要はまったくないのです。
うわべだけの付き合いでも、それなりに幸せを感じられているはずなのですから。