心理カウンセラーの風湖です。




 「創造性というのは、何もないところから何かを生み出すことではない。

 それは、すでに存在している事実、思考、能力、技術を見出し、選び、入れ替え、混ぜ合わせ、合成するのである。」

 これは、ユダヤ人のジャーナリスト、アーサー・ケストラーの言葉です。




 私達が毎日のように見るSNSなどから発信される情報では、何か変わったことや、新しいことを想像し、成功している人がやたらと取り上げられ、賞賛されています。

 そのような人を見ると、なんとなく羨ましく感じてしまうものですよね。





 しかし現実には、そういうクリエイティブな人というのは「異端者」とか「おかしな人」と嫌がられている場合も多いのです。

 どんな分野でも、たいてい新しいことをやろうとする人は、保守的な価値観の人達には反対されるものなのです。





 「私は発想力が無い」

 「クリエイティブなアイディアは浮かばない」

 そのように落ち込んでいる人もいるかもしれませんが、まったく気にすることはありません。

 多くの人に受け入れられる創造性というのは、今、目の前にあるものを少しだけ工夫して、より良くすることへの閃きから生まれるものなのです。