心理カウンセラーの風湖です。
「他人の所業にほとんど関心を示したことがない人なら、自分自身も他人からわずかしか注目されていないことに気づくだろう。」
これは、イングランドの文学者、サミュエル・ジョンソンの言葉です。
「自分は、どんなふうに見られているんだろう?」などと考えて、周りの人の目を気にしながら生活している人は少なくありません。
心理学では、こういう心の働きのことを、「スポットライト効果」と呼んでいます。
しかし現実には、周りの人達はみんな同じように自分のことばかり気にしていますから、他人のことなど全く気にしてはいないものです。
つまり人間は、誰でも自意識過剰なところがあって、たいして見られてもいないのに、「絶対に見られているはず!」と思い込んでしまうのですね。
ですから、あなたがそんなに気にしなくても、周囲の人達はあなたのことなどこれっぽっちも気にしてないというのが現実なのです。
「自分が人の目を気にしすぎるのは、スポットライト効果なのね。」と思えば、心はふっと軽くなるのではないでしょうか。