心理カウンセラーの風湖です。
「人生は幸せと不幸せが50対50なんだよ。」
これは、タレントの萩本欽一さんの言葉です。
「白」という現象があるから、「黒」という認識ができます。
「暑い」という現象があるから、「寒い」という言葉が存在します。
言葉というのは、ある現象と対立する概念がないと生まれないのです。
「幸せ」と「不幸せ」も同じです。
病気や事故、災難、トラブルなどに遭ったり、家族を急に亡くしたりした人は、そのような不幸があったからこそ、何もない穏やかな日々が送れることを「幸せ」だと思い、感謝することができます。
「幸せ」も「不幸」も、混ざり合ってしまえばひとつの人生の経験にすぎません。
私達が、その経験に自分なりの意味をつけて見ているだけなのです。
「不幸」な出来事によるダメージが大きいほど、そのあとに必ずやってくる「幸せ」への感動はとても大きなものになるのです。