心理カウンセラーの風湖です。




 「着るものがある。食べるものがある。雨露をしのげる家がある。愛する家族に愛を伝えることができる。すべてに感謝。」

 これは、歌手の美輪明宏さんの言葉です。




 本当の幸せとは、自分の思い通りになったり、楽しいことが起きたりすることではなく、もしかしたらなにも起きない「普通の生活」を淡々と送ることができることなのかもしれません。




 私達は、目が見えること、歩けること、話せること、耳が聞こえることなど、普段から当たり前と思っていることに感謝せず、それ以外のことを望んでは「これが足りない」「あれが足りない」と不満ばかりこぼしています。

 しかし、自分が望むことや、結果に執着しているばかりでは、その望みはなかなか叶えられません。




 文句が出そうになったら、すでにたくさんの恵みをいただいているのに、それには感謝せずに「まだ足りない」と言っている自分を振り返ってみましょう。

 あなたが不平不満や愚痴や悪口ばかり言っていた今日は、昨日亡くなった誰かが、あれほど待ち望んだ大切な1日なのです。