心理カウンセラーの風湖です。




 「われわれにわからない力があり、それが(人に)憑くのです。

 精霊、あるいはカミといったような、ある"目に見えない"ものがいて、本当の危機に作用する、すなわち助けるのです。

 守護霊というやつでしょうかねえ。」

 これは、漫画家の水木しげるさんの言葉です。




 人は、自分自身の人生を、自分で操っていると信じて生きています。

 しかし、果たして本当にそうなのでしょうか。

 ふと気づくと、常にあなたを温かく見守り、成長を祈り導き、間違いがあれば正してくれる存在がいつもそばにいると感じることはないでしょうか。




 「守護霊」とは、人などにつき、その対象を保護しようとする霊のことなのだそうです。

 西洋の心霊主義に基づいている考え方ですが、人は肉体と精霊から成り、肉体が消滅しても霊魂は存在し、現世の人間が死者の霊と交信できるとする思想、哲学から信じられている存在のことなのです。




 そんな存在が自分にもいるのだと常に感じることができたら、その存在は、実際の両親以上に優しく、愛情に溢れ、私達をしっかり見守り、導いてくれるのかもしれません。

 自分の力だけでは成し遂げられないと思う大きなチャレンジも、守護霊と一緒だと思えば、勇気が湧き上がり、元気が出るのではないでしょうか。