心理カウンセラーの風湖です。




 「すべては一つであり、すべては多様である。

 人間の本性といっても、その中にいかに多くの本性があることだろう。

 そして人は、普通、どんな偶然から、ある職業がほめられるのを聞いて、それを選ぶことだろう。」

 これは、フランスの哲学者、ブレーズ・パスカルの言葉です。




 「適職」とは、身体と頭を使ってお金を稼ぐ仕事のことです。

 「天職」とは、好きなことをして自分の魂を喜ばせるための仕事のことです。

 天職と適職は、どちらも欠かせない、生きていくための手段といえます。

 この二つのバランスを上手くとりながら人生を充実させていくことが大切です。




 適職だけでは、お金は得られても魂が満足しません。

 反対に、天職だけでは、喜びはあっても生活するためのお金を稼ぐのは難しい場合が多いのです。

 生きていくためには、さまざまな仕事から喜びを見つけ、自分の心と身体を支えていくことが大切なのです。




 人にはたくさんの才能が備わっているのですから、適職と天職を別々に見つけることはじゅうぶんに可能です。

 両方見つけ、両方に同じ比重をかけながら生きていくと、やがて自分の本当の夢を叶えることができるのです。