心理カウンセラーの風湖です。
「病気を不運と考えることは、治癒の働きを確実に妨げる。
病気を自分自身の成長のための贈り物と捉えることが、病気を治すための最高の手段である」
これは、アメリカの医学博士、アンドルー・ワイルの言葉です。
病気になると、ものすごくショックを受け、不安になったり悲観的になったりする人は多いと思いますが、病にもやはりたくさんの学びや意味があります。
たとえば、病気になったおかげで自分の食生活を反省したり、入院することで不摂生な生活を修正することができます。
また、自分が弱い立場になってはじめて、人のあたたかさを感じられる場合もありますし、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝えたいと願ったり、健康な体を取り戻したときは、その喜びを全身で味わえたりします。
それらはすべて、病気を経験したからこその学びだと言えるでしょう。
人はいつか必ず死ぬときがやってきます。
それなのに、病気になったことをただ悲観的に考えるだけでは、冷静な判断はできません。
本当に大切ななにかに気づかせてくれる大切な機会なのだととらえ、良い時間を過ごすようにしましょう。