心理カウンセラーの風湖です。




 「くやしい気持ちはわかるが、仕返ししても、また仕返しされるからキリがない。

 それよりも…。

 イジワルされるたびに親切にしてやったらどうだろう。」

 これは、漫画「ドラえもん」の中に出てくるセリフです。




 人が集団になると、そこにはイジメ問題が現れます。

 残念ですが、これは人間が太古の昔から普遍的に持つ性質のようです。

 そして、イジメなどのあらゆる残虐な行為は、常にお互いの心の弱さからくる場合が多いのです。



 

 自分自身を愛する人は、決して誰かを傷つけようとはしません。

 自分自身を憎めば憎むほど、同じように他人に苦痛を感じてほしくなります。

 ですから、イジメる人は、イジメをしながら自分も傷ついているということになります。

 それは、実はイジメられる人も同じなのです。





 つまり、イジメ問題というのは、双方の心の病からくる現象といえるのです。

 これからは、どんなにイジメられても、その人に優しく接してみてはいかがでしょうか。

 ひとりひとりがそんな強い人になることができたら、自分の力で新しい人間関係の扉を開けることができるのです。