心理カウンセラーの風湖です。
「人は、不幸の時には一を十にも思い、幸福の時には当たり前のようにそれに慣れて、十を一のように思います。」
これは、小説家であり尼僧の瀬戸内寂聴さんの言葉です。
日本に住む多くの人は、一年の始まりの時期に初詣に出かけたり、占い師に今年の運勢を占ってもらったりします。
そんな時、おみくじで凶を引いてしまったとか、占い師に「今年はあまり運勢は良くない」などと言われたりすると、なんとなく不安な気持ちになってしまうものですよね。
しかし、おみくじや占いは、結論ではありません。
それらは全部、自分を見つめ直すきっかけにしてほしいと思います。
たとえば、仕事でストレスが溜まり心身が疲れているのなら、「少し休んだ方がいい時期に来ているのかな」とか、「たまには健康診断を受けた方がいいのかも」というように受け取ってみると、運勢も良くなっていくのかもしれません。
決しておみくじや占いがよくないと言っているわけではありません。
私もおみくじや占いは大好きです。
誰かに不運だと言われた時は、自分自身に向き合って、悪い流れをリセットする、良いタイミングが来た時なのかもしれませんね。