心理カウンセラーの風湖です。




 「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ。

 世間のすべての人が、おまえのように恵まれた条件を与えられたわけではないのだと。」

 これは、アメリカの小説家、スコット・フィッツジェラルドの言葉です。




 世の中には、いじめやパワハラやDVなど、人を無条件にけなしたり、おとしめたりすることで喜ぶ、心の汚れた人もたくさんいます。

 SNSなどの投稿や発言が炎上して、誹謗中傷に遭うことなどもそのひとつです。




 それは、誰かに依存しなければ生きられない人が多いからです。

 特に現代の人間は、「寂しい人」「かまって欲しい人」がとても増えてきています。

 そのような人達が自然にSNSに集まり、少しの発言に対して暴言を投げ、それが話題になると、自分が認められたように勘違いをしてしまうのです。




 もちろん、SNSの中には、良い発信もたくさんあります。

 それでも、承認欲求の強い人はどこにでも群がってくるのです。

 そんな人達からの誹謗中傷に傷ついてしまっても、その中からさらに美しい花を咲かせること。

 それが、現代社会を生きるための学びなのかもしれません。