心理カウンセラーの風湖です。
「人を許すことを覚え、身につけなければいけません。
許す力量の無い者には、愛する力もありません。
最悪の人間にもなにか取り柄があるように、最高の人間にも悪い面はあります。
これがわかれば、敵を憎む気持ちが薄れます。」
これは、アメリカの黒人公民権運動の指導者、キング牧師の言葉です。
相手を殺したいほど憎むということは、とても苦しいことです。
それをずっと続けていると、やがて自分の心が疲れ切ってしまいます。
誰かを憎み、殺してしまいたいう感情に苛まれるということは、過去、自分が死んでしまいたいと思うような辛い経験をしたせいなのかもしれません。
しかし、強く人を憎むという経験があるからこそ、反対に死ぬほど人を強く愛することもできるのです。
憎しみが襲ってきたら、その相手を裁くのは自分ではありません。
いつかきっと神様が相手を裁いてくれるのです。
それを信じて、深く深呼吸をして、リラックスすれば、やがてあなたの周りの環境は、だんだん素晴らしいものへと変わっていくのです。