心理カウンセラーの風湖です。




 「世の中には体は生きているが、心が死んでいる者がいる。

 反対に、体が滅んでも魂が残っているものがいる。

 心が死んでいれば、生きていても仕方がない。

 魂が残っていれば、たとえ体が滅んでも意味がある。」

 これは、武士であり教育者、吉田松陰の言葉です。




 当たり前のようですが、人はいずれ死にます。

 それでも人は、分かっていても死ぬことを恐れたり、不安に思ったりします。

 ですが、死を恐れるあまり冷静さを失って、正しい状況判断や、必要な学びができなくなってはいけないのです。




 なぜ人は、死を恐れるのでしょうか。

 それは、人間が死ぬとその人の全てが無くなってしまうと考えているからでしょう。

 私達はみな、魂を持つ存在です。

 生きていても死んでしまっても、魂は永遠ですから、その生き方はその後も長く継がっていくのです。




 大切なのは、人が死ぬその時まで、与えられた命の時間をいかに大事にできるか、ただそれだけです。

 そんな素晴らしい時間を、将来の自分の姿のために良いイメージをし、理性的な思考を手放さないでください。

 今、この一瞬、あなたは輝きとともに生きているのです。