心理カウンセラーの風湖です。




 「時は、悲しみといさかいの傷を癒す。人は皆変わる。過去の自分はもはや現在の自分ではない。悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。」

 これは、フランスの哲学者、ブレーズ・パスカルの言葉です。




 愛する人と喧嘩したり、別れたりするのは、言うまでもなく辛く、寂しいことです。

 ですから、一時期その悲しみや苦しみに翻弄されるのは仕方のないことです。

 その感情は、我慢するよりも、むしろ思い切り吐き出すことの方が大切です。




 しかし、いつまでも落ち込んだり泣き腫らしてばかりいてはいけません。

 世界が悲しみでいっぱいになり、未来が見えなくなってしまうと、大切な学びができなくなってしまいます。

 泣くのではなく、感謝をしてみましょう。




 それまでのさまざまな幸せな思い出を噛み締めて「ありがとう」と言ってみてください。

 そして、前を向いて生きていくのです。

 「ここから新たな自分になる。」そう信じて、今、この瞬間をしっかりと生きることが本当の愛なのだと思います。