心理カウンセラーの風湖です。




 「僕は基本的に家族はバラバラでいいと思っています。子供には関心を持っていれば良い。『誰かがいつもお前を見ている』というのは救いになる。」

 これは、脚本家の山田太一さんの言葉です。




 家族とは、それぞれ違う課題を持って生まれてきた個人の集まりです、

 そして、同じ家族を選んで生まれてきたという意味では強い絆で結ばれた仲間です。




 子供にとって両親は人生の先輩です。

 しかし、子供の人生の決定権を持つ人ではありません。

 自分の人生を決めるのは、自分です。

 家族から何かを学んで成長し、やがて卒業する日は必ずやって来るのです。




 それでも親は、我が子を愛し、許し、認めて、見守るのです。

 家族とは、お互いの心で学び合い、最高に輝きながら自立していき、やがて自分の課題に向き合う他人になっていくのです。