心理カウンセラーの風湖です。
落語家で政治家の、故立川談志さんは、「嫉妬」についてこのような言葉を残しています。
「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬というんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。
本来なら相手に学び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。
嫉妬している方が楽だからな。」
誰かを羨ましい、妬ましいと思うなら、それは「自分もそうなりたい」という心のあらわれです。
つまり、他人と自分を比べたときに生まれる嫉妬心は、向上心のある人になら誰にでも起こりやすい感情なのです。
自分が誰かより優れているか劣っているかなどということは、人間の遥かに長い歴史からみたらほんの些細なことです。
嫉妬する気持ちを乗り越えて、より良い生き方を選び、自分自身を高みに押し上げていってくださいね。