心理カウンセラーの風湖です。




 「親を大切にし、上司に敬意を払う。

 先輩に礼を尽くし、師匠に懸命に務める。

 親や師に対するだけではない。

 よき仕事をする人を心から尊敬し、一隅を照らす人ににも頭を下げる。

 




 天地自然、この世の中、敬う心があれば、敬うに値するものは無数にある。

 犬や猫には敬う心の動きはない。

 だが人間には、ものみな、人みなの中に敬うべき価値を見出す能力を与えられている。

 本質として与えられている。




 その本質を生かしつつ、敬うべきもの敬うことによって自他ともの心を豊かにし、高めることのできるのは、人間だけではなかろうか。」

 これは、松下幸之助の著書、「道をひらく」の中に出てくる文章です。




 この世の中の全員が年齢を重ねて、自分の周りにたくさんの人達が集まってきてくれるようになったそのときにでも、今の立場にあぐらをかかず、敬意の心を忘れなければ、きっと争いの無い素晴らしい平和な世の中が訪れるのではないかと、私は思います。