心理カウンセラーの風湖です。




 「『親が悪いから』

 『パートナーが悪いから』

 『時代が悪いから』

 『こういう運命だから』

 これらは、責任転嫁の典型的な言い訳である。」

 これは、心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。




 なにかをやろうとする時、私達はいろんな「やらない方がいい理由」を並べ立て、それをやること自体、避けようとしてしまいます。

 チャレンジすることが怖いからです。

 そして、「やっぱりやらなくて良かった」と、やらなかったことで安心するのです。




 昔の人はよくこう言いました。

 「平凡が1番だよ」

 「なにもないけど、健康だし、幸せだよね」

 この言葉は、聞いた人にはとても優しく心地よい言葉に受け取れますが、実は上手くいった人への嫉妬も入った、実に上手い言い訳のようにとることもできます。




 もし、自分自身が「できない言い訳」を考えてしまうときは、「私は本当にやりたいのかどうか?」と、自問自答してみましょう。

 「〇〇だからできない」という言葉より、「どうすればできるのか」と、常にやりたい言葉を探してみてほしいと思います。