心理カウンセラーの風湖です。
昨日何気なくテレビのニュース番組を見ていたら、「老後は年金だけでは生活ができない」とか、「高齢者にやってくる悲惨な未来」などという、人の不安を煽るような情報を放送していて、なんとなく嫌な気持ちになりました。
現在、テレビやインターネットなどで流れてくる情報のほとんどは、ただの個人の感想でしかありません。
しかし、そのような情報を受け取ると、いかにも自分の未来を予測されているような、自分に大問題がやってくるような気がして、心が揺さぶられてしまいます。
人間は、目の前に不安や悩みが生じると、思考が停止してしまう生き物です。
ですから、たとえ普段は冷静な人でも、正しい判断ができなくなることもあります。
その結果、高額な詐欺に引っかかってしまったり、おかしな宗教に騙されてしまったりすることもあるのです。
「この情報にはどんな意味があるのだろう?」と、冷静に情報の本質を見抜く習慣を持つことはとても大事なことです。
特に一人暮らしの方は、誰にも相談せずに行動することに注意をしてください。
たくさんの情報の中から、自分にとって必要なものだけを選び、役立てていきましょう。