心理カウンセラーの風湖です。
「上機嫌は、社交界において人が着ることができる、最上の衣装のひとつであると言えよう。」
これは、イギリスの小説家、ウィリアム・サッカレーの言葉です。
長い人生の間には、不運なことがあったり、悲しい出来事が起きて、絶望感を味わうことがたびたびあります。
そんなとき、人は深く落ち込み、誰に対しても不機嫌になってしまいます。
病気は人に移りますが、実は機嫌の悪さも人によく移ります。
機嫌の悪い人が1人いるだけで、その人の周りの人達はみんな、たちまち機嫌が悪くなってしまいます。
しかし、それ以上に、笑いとか上機嫌も人に移りやすいものなのです。
体調の変化や、当然降り注ぐ不運に対して不機嫌になることは誰にでもあることですが、それを当たり前のことだと思っていませんか?
不機嫌も上機嫌も、その波はあなたの周囲に一瞬で広がり、ありとあらゆる現象を、良いことにも悪いことにも変えてしまうエネルギーを持っているのです。