心理カウンセラーの風湖です。




 「弱き人ほど薄情である。本当の優しさは、強き人にしか期待できない。」

 これは、「7つの習慣」の著者、レオ・ロスキンの言葉です。




 たとえば、職場で誰からも嫌われている人がいたとします。

 ある時、その人が大量の仕事を抱えて困っているのに、誰も手伝おうとせず、無視をしていました。

 そんな時、「手伝うと自分まで仲間だと思われたらどうしよう」と考え、自分も見て見ぬふりをしてしまった、という経験はありませんか?




 人は誰でも良心を持っています。

 良心は、出せば出すほど自分の幸福感や満足感につながります。

 反対に、自分の心の中にある優しさを素直に出せなかったとき、相手に対する罪悪感でいっぱいになり、とても傷ついてしまいます。

 つまり、優しさを我慢すると、自分が落ち込んで後悔してしまうのです。




 周りからどんなに批判されることがあっても、自分の中の優しさを出すことを我慢するのはもうやめましょう。

 本当に強くなりたければ、自分のためではなく誰かのために行動しましょう。

 躊躇せずにどんどん人助けをしていけば、自分の自信にもつながっていくのです。