心理カウンセラーの風湖です。




 「遠慮したり、内にこもらず、面白くぶつかり合うことが大事だね。

 ぶつかり合うことが面白いと思ってぶつかり合う。

 そうすれば、逆に生きてくる。」

 これは、芸術家、岡本太郎さんの言葉です。

 




 たとえばあなたが、いい情報を持っていたとします。

 そんなときあなたは、「いい情報だからあの人に勧めて知ってもらおう」と思いますか?

 それとも、「自分はいいと思うけど、勧めたりするのは迷惑だからやめておこう」と思いますか?




 世界の中でも特に日本人は、相手に対して「遠慮」しがちな民族なのだそうで、「断られたらどうしよう」とか、「相手に嫌がられたらどうしよう」と、自分が傷つかないように行動する人が多いそうです。

 しかしそれが、相手の役に立つ情報だと思うのであれば、遠慮することは逆に罪なことなのです。




 それは「情報」だけではありません。

 たとえば知識や資格、提供のできるスキルなどでもそれが相手が喜んでくれると思う情報ならば、自分の損得勘定に関わらず、まずは伝えてみることで、また新しい関係を構築するきっかけになるのかもしれません。